【第2回】「リスケの限界」が近づいたとき、経営者が打つべき「次の一手」とは?
「銀行への元金返済を猶予してもらう『リスケジュール(リスケ)』を何度も更新してきたけれど、いよいよ次の更新は断られるかもしれない……」
毎月の資金繰り表を睨みながら、胃が痛くなるような思いをされている経営者様は少なくありません。いま多くの現場で「リスケの限界」が現実のものとなっています。
しかし、銀行から「これ以上の猶予は難しい」と言われたからといって、そこで経営が行き詰まるわけではありません。
■ なぜ、何度も続けたリスケが限界を迎えるのか?
銀行がリスケの更新を拒むのは、あなたの会社を意地悪で潰そうとしているからではありません。
銀行には厳格なルールがあり、リスケ中の企業に対して「本当に自力で再建できるのか?」を常にチェックしています。何年もリスケを続けているのに業績が回復しない場合、銀行側は「先延ばしにしても回収不能リスクが高まるだけだ」と判断せざるを得なくなります。
「ただ時間を引き延ばすリスケ」のフェーズは終わり
「借金を抜本的に解決する再生」のフェーズへ進むタイミング
銀行が示す限界は、破滅のカウントダウンではなく、次のステージへ進むためのサインなのです。
■ 経営者が打つべき「次の一手」
手元資金が尽きる前に経営者が打つべき次の一手。それは、銀行交渉のカードを「返済を待ってもらう(リスケ)」から、「借金そのものを抜本的に整理する(私的整理・事業再生)」へと切り替えることです。
具体的には、以下のような実務へ舵を切ります。
本気の再生計画の提示
口頭での「頑張ります」ではなく、再生コンサルタントなどの専門家を間に挟み、銀行が納得せざるを得ない客観的な計画を提示します。
事業と負債の分離(第二会社方式)
「本業の儲け」と「過去の重い借金」を切り離し、収益が出ているコア事業だけを新会社へ安全に移転させて守り抜く手続きを視野に入れます。
銀行に対して「ただ待ってください」と言うのをやめ、「この計画(私的整理)に乗ってもらう方が、銀行側にとっても最終的な回収メリットが大きい」というクリーンな提案を持ち込むのです。
■ プレッシャーに押しつぶされそうになる日々を終わらせる
リスケの限界は、決して絶望の始まりではありません。過去の負債を清算し、あなたの会社が本来持っている「稼ぐ力」を取り戻すためのチャンスです。
手元にキャッシュが残っている「今」だからこそ、選べる選択肢がたくさんあります。
たった一人で銀行からのプレッシャーに押しつぶされそうになる日々を、そろそろ終わりにしませんか?
「当社では、リスケの次にどんな選択肢をとれるのだろう?」と不安な経営者様へ。
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