後継者不在や事業継続の課題を背景に、M&A(企業の合併・買収)を選択する中小企業が増えています。しかしその一方で、買収後に会社が破綻したり、従業員が切り捨てられるといった「悪質M&A」も少なくありません。この記事では、実際に起きている問題と、私たちがそれを未然に防ぐための取り組みについて紹介します。 (1)悪質なM&Aの典型的な手口 1. 資産目当ての買収 ...続きを見る
最近、当社にご相談に来られたお客様から、こんなお話を伺いました。 「大阪市中心部の不動産に、外国人から相場の2倍で買いたいという話があって…」 確かに、相場を大きく上回る価格で不動産を売却できるチャンスは、そうそうあるものではありません。 オーナー様にとっては、大切にしてきた資産をできるだけ高く評価してもらえるのは嬉しいことですし、それ自体は責められ ...続きを見る
自宅の共有名義に関してこの様な事例がありました 息子さんが自宅を購入する際、住宅ローンの審査を通すために父の所得と合算して申請し、その結果として、父と息子がそれぞれ50%ずつの持分で共有名義として登記されました。 その後、父が亡くなると、父の50%の不動産持分は相続財産となり、民法に定められた法定相続分に基づいて相続人に分配されます。相続人が「配偶者(母)」と「 ...続きを見る
不動産の共有名義とは? 共有名義とは、一つの不動産に対して複数人を所有者として登記を行うことをいいます。 主に複数の相続人で相続するケースや、複数人で出資して不動産を購入するときに共有名義となることがあります。 なぜ共有名義が発生するのか? 不動産が共有名義になる主な理由は以下の通りです。 1. 相続: 親が亡くなった際に、複数の相続人が共同で不動産を受け継ぐケ ...続きを見る
うちのお父さんはワンマン社長で、会社の事を何も話してくれません。 というご相談をよくいただきます。 そんな時は社長の奥様に決算書を読めるようにしましょうと、ご提案します。 会社を理解するには、決算書の理解、状況変化への対応、リスクの識別、専門家の協力、などが必要ですが、まずは決算書を理解することから始めましょう。 決算書には、会社の売上や利益、借入、取引 ...続きを見る
平成30年の土地統計調査によると空き家の数は864万戸だったそうです。 現時点では更に増えている事と思いますが、平成24年頃より、DIYの趣味が高じて空き家再生にチャレンジしてみました。 長年放置されていた空き家を買って、リフォームして、賃貸住宅として再生するプランを立てました。 最初に、何年も空き家となっている物件の中から価格が手ごろな物件を不動産屋さんに選んでも ...続きを見る
2010年ごろに、地元の電器店を経営される経営者様からご相談を頂きました。 20~30年前にはどこの街でも見かけることの有った地元の電器店も、大手電器店が大通り沿いに出店し、安売りで鎬を削る状態が続いて競争が激化していました。 その結果、多くの電器店が閉店し、私の会社も業績が厳しい状態に追い込まれました。 後継者もいないし、業績不振なので会社を売りたい、との事でし ...続きを見る
通常、不動産を現金化したい場合、不動産屋さんに依頼して買ってくれる先を探してもらい、買収を希望する個人や法人に売却し譲渡代金をもらい、司法書士さんが法務局に行き登記名義変更の手続きをするという流れとなります。 一方、不動産M&Aとは、法人の不動産に限られますが、対象不動産を持っている法人の株式を購入し、株主に譲渡代金を支払うことにより、株主名簿の名義を変 ...続きを見る